日々の徒然日記
「こんなことがありました」
2020/01/15
日々の徒然日記
皆様、こんにちは!
ロイヤルリゾート㈱軽井沢別荘管理部の橋本です。
さてさて、本日定期のLINEアカウントからのメッセージ配信でお伝えしております、
「こんなことがありました」
ですが、先日の水抜き、通水作業にて皆様にお伝えしておきたいとおもったことがありましたのでこちらにて発信させていただきます。
水抜き作業では、写真のように水廻りにかかわる機器や器具類の様々な部品を外して、ご不在時の凍結リスクを減らします。しかしながら、これを行ったからといって「100%大丈夫」というものではありません。
今回はこの年末年始に起きたことをお伝えいたします。
CASE.1 給湯器部品、モーターの固着
軽井沢のような寒冷地では、水廻り等に使用されている機器や器具類は、『寒冷地仕様』というものが採用されることがほとんどです。
今回の事例でも当然にして寒冷地仕様のものでしたが、事故が起きました。
写真は、「複合水弁」というもので、お風呂に自動湯張りを押すときに働く部品になります。
水抜きを行うことで部品内に本来あるべき水が無くなり、乾燥したため、こちらの内部のモーターが固まってしまい反応せず、自動湯張りテストをしたときにエラーが発生して発覚しました。
部品交換で正常運転を再開することができました。
CASE.2 給湯器部品、ファンの劣化
写真は、『フローセンサ』と呼ばれるもので、機器内部で水をお湯に変換させる働きをする部品になります。
決して分かりやすいものではございませんが、この内部のプロペラが一枚破損しています。
これも先のものと同様に、水抜き、通水を繰り返したことで乾燥状態にさらされること10余年、ついに破損してしまい、結果として給湯器ではエラー表示もでず、お湯にならない状態でした。
ほんのわずかな部品の傷みでこのようなことが起こるのです。
幸い給湯器本体が製造が12年で、部品供給がまだされていたので対処できましたが、15年程度経過したものだと対処できない場合もあります。
・・・これらのように、水抜きをしていれば100%大丈夫、ということはありません。
ご利用される前後でサービスを行えば、ご自身で気づく前に事前に対処できることもございますが、日常的に住まわれていない別荘だからこそ起きうる事象はある、ということをご理解いただければ幸いです。
皆様が安心して安全に軽井沢でのリゾートライフをお楽しみいただけるよう、今後もちょっとした「こんなことがありました」は発信できればとおもいます。
引き続きお楽しみくださいませ。